藤沢市議会 > 2007-02-23 >
平成19年 2月 文教常任委員会-02月23日-02号

  • "青少年問題協議会委員"(/)
ツイート シェア
  1. 藤沢市議会 2007-02-23
    平成19年 2月 文教常任委員会-02月23日-02号


    取得元: 藤沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成19年 2月 文教常任委員会-02月23日-02号平成19年 2月 文教常任委員会 平成19年2月23日 1.日   時  平成19年2月23日(金) 午前9時30分開会 2.場   所  議会委員会室 3.出 席 者      委 員 長  河 野 顕 子      副委員長  熊 倉 旨 宏      委  員  原   輝 雄   古 橋 宏 造            植 木 裕 子   大 塚 洋 子            村 上 悌 介   国 松   誠            栗 原 義 夫      欠席委員  な  し      副 議 長  広 田 忠 男      傍聴議員  有 賀 正 義   保 谷 秀 樹      理 事 者  久世助役小野教育長落合教育総務部長小島教育総務部参事、            上野教育総務課主幹、高木生涯学習部長、渡邊生涯学習部参事、            田代生涯学習課主幹、植木生涯学習部参事吉田青少年課主幹、            武総合市民図書館長中川総合市民図書館主幹、その他関係職員
         事 務 局  加藤議会事務局長小野議会事務局次長脇田議会事務局主幹、            髙﨑議会事務局主幹補佐武田書記 4.件   名 (1) 報   告  ①  「藤沢青少年対策基本方針」の改定について          ②  ブックスタート事業開始後の状況について       ────────────────────────────── ○河野顕子 委員長 ただいまから文教常任委員会を開会いたします。       ────────────────────────────── ○河野顕子 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○河野顕子 委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。       ────────────────────────────── △(1) 報 告  ①  「藤沢青少年対策基本方針」の改定について           ②  ブックスタート事業開始後の状況について ○河野顕子 委員長 日程第1、報告①「藤沢青少年対策基本方針」の改定について、報告②ブックスタート事業開始後の状況について、以上2件を一括して議題といたします。  これらの案件については、教育委員会から報告発言を求められているものです。  まず、報告①「藤沢青少年対策基本方針」の改定について発言を許します。 ◎高木 生涯学習部長 おはようございます。それでは、「藤沢青少年対策基本方針」の改定につきまして御報告させていただきます。  平成元年に策定された藤沢青少年対策基本方針では、青少年自立連帯を進めることを青少年育成の大きな方向として定め、青少年の主体的な活動を通しての仲間づくりと、その過程における自己形成支援を図ってまいりました。しかし、策定後17年が経過し、青少年を取り巻く環境消費社会化の浸透、高度情報化少子社会の進展、地域における人間関係希薄化、さらに家庭地域コミュニティなど青少年育成の基盤が脆弱化するなど、青少年育成に新たな課題等が見受けられるようになってまいりました。  近年、国、県とも時代の変化に合った新たな青少年育成基本方針を策定しており、本市においてもこれまでの基本方針見直し時代に合った青少年育成基本的な考え方を打ち出す必要が生じてきておりました。  そこで、2005年1月、藤沢青少年問題協議会に、会長であります市長より平成元年基本方針見直しが提起され、2005年4月から2006年11月にかけ、藤沢青少年問題協議会で延べ27回にわたり藤沢青少年対策基本方針見直しの議論を行い、参加共生青少年育成基本的な方向とする新たな藤沢青少年育成基本方針提言書をいただき、藤沢青少年対策本部におきまして、本市の青少年健全育成を進める基本的な考え方として、新たに藤沢青少年育成基本方針が決定されたものでございます。  それでは、藤沢青少年育成基本方針の内容について御説明いたします。  お手元の資料「藤沢青少年育成基本方針概要版」をごらん願います。  まず、1ページは目次でございまして、全体の構成がわかるようになっております。  次に、2ページでございますけれども、1の「『藤沢青少年対策基本方針』の改定にあたって」の(1)「改定の趣旨」は、先ほど申し上げましたように今日までの経過、社会環境の変化などを述べたものでございます。  次に、(2)「基本方針の位置付け」でございますが、国、県の指針などや本市のふじさわ総合計画2020、藤沢次世代育成支援行動計画などとの整合性を図り、推進するものでございます。  (3)「基本方針の期間」は、2007年から2014年までの8年間とするものでございます。最後の2年間で見直し、その後は総合計画等との整合性を図るため、5年ごと見直しを行ってまいります。  (4)「対象年齢」は、就学時から25歳ぐらいまででございます。  3ページをお開きください。  2の「青少年を取り巻く現状課題」でございまして、改定前の基本方針策定からの17年間における社会変化に伴う諸課題、また、青少年成育空間における現状と諸課題、そして成長期ごとに見た現状と諸課題を、縦横立体的な視点からとらえて整理をしたものでございます。  まず、(1)の「社会変化に伴う諸課題」は、消費社会化の浸透、高度情報化、少子・高齢化の進展、地域社会人間関係希薄化、日常における国際化の浸透の5つにまとめ、それぞれの課題を示したものでございます。  4ページの(2)「青少年成育空間における現状課題」では、家庭地域、学校、社会環境という青少年4つ成育空間から、それぞれの課題を示したものでございます。  5ページをお開きください。  (3)「成長期ごとにみた現状と諸課題」としては、乳幼児期学童期思春期青年期4つ成長期に分けて、それぞれの課題を示したものでございます。先ほどこの基本方針対象を就学時からと申し上げましたが、乳幼児期青少年健全育成の基盤を形成する重要な時期であることから、この時期についても現状課題を整理したものでございます。  6ページは、成長期ごとの諸課題イメージ図として、成長期ごとにどのような諸課題があるのか、また、家庭、学校、地域等のかかわり方についてイメージ化したものでございます。  7ページをお開きください。  3の「これからの青少年育成方向」でございます。改定の趣旨にもありますが、これまで本市の青少年育成基本的な方向は、自立連帯を進めるということで進めてまいりましたが、新たな方向性として、青少年がみずから学び、責任感思いやりのある心を持って社会参加し、さまざまな人と協働しながらコミュニティ形成し、担っていく存在に育っていくことを願い、参加共生基本に据え、青少年健全育成を目指していくものでございます。  次に、4の「青少年育成目標」は、参加共生考え方のもとに青少年育成していくため、青少年自立社会参加への支援コミュニティ意識形成青少年活動支援青少年ボランティア活動への支援青少年の異世代交流・多文化共生への支援非行防止活動青少年相談体制への支援、健全な社会環境づくりへの支援、すべての人による青少年育成仕組みづくりの7つの目標を定めたものでございます。  8ページから12ページは、5の「青少年育成目標実現のための推進項目」として、それぞれの青少年育成目標に沿って推進項目を示したものでございます。  まず、目標1「青少年自立社会参加への支援」では、1つとして青少年自立の基礎を培う家庭重要性2つとして多様な人との交流と多種多様な体験機会の充実、3つとして青少年がみずから学び自己決定と共同決定できる力を育てる、4つとして青少年社会参加社会参画を促進する、5つとしてキャリア教育推進と就労への支援、9ページに移りまして、6つ目コミュニケーション能力育成、7つとして情報リテラシー情報活用能力)の向上の7項目でございます。  次の目標2「コミュニティー意識形成青少年活動支援」では、1つとして子育て文化の伝承、2つとしてコミュニティー意識形成、3つとして青少年との協働による地域の行事・イベント等の企画と実行、4つとして地域における青少年活動場所の充実の、4項目でございます。  次に、目標3「青少年ボランティア活動への支援」では、1つとして多様な人とかかわるボランティア活動推進2つとしてボランティア活動環境づくり推進の2項目でございます。  目標4の「青少年の異世代交流・多文化共生への支援」では、1つとして異世代との交流、2つとして多文化共生の2項目でございます。  11ページに移りまして、目標5「非行防止活動青少年相談体制への支援」では、1つとして青少年非行防止活動推進2つとして相談体制の充実と関係機関との連携の2項目でございます。  次の目標6「健全な社会環境づくりへの支援」では、1つとして青少年を取り巻く有害環境への取り組み2つとして青少年を犯罪から守る防犯体制の整備の2項目でございます。  次に、目標7「すべての人による青少年育成仕組みづくり」では、1つとして青少年育成への連携取り組み2つとして意見反映仕組みづくり、3つとして社会参加社会参画を進めるための情報提供システムの充実、4つとして青少年活動支援する人材の育成、5つとして活動拠点等の整備、6つとして調査と計画立案、7つとして総合調整の7項目でございます。  13ページに移りまして、6の「青少年育成目標実現のための役割分担」でございます。こちらは、青少年自身家庭地域関係団体、学校、企業、行政、それぞれの役割分担を明らかにしたものでございます。  14ページは、7の「青少年育成基本方針体系図」でございます。こちらは、7ページの4の「青少年育成目標」、8ページから12ページの5の「青少年育成目標実現のための推進項目」を体系化したものでございます。  13ページの役割分担により、14ページの青少年育成推進項目に沿った事業を進め、青少年育成目標を達成することで、参加共生の実現を目指すものでございます。  15ページをお開きいただきます。  8の「青少年育成推進体制進行管理」でございますが、従前の基本方針では進行管理については定めておりませんでしたが、今回新たにこの基本方針推進体制進行管理について定めたものでございます。  (1)推進体制では、藤沢青少年対策本部及び藤沢青少年問題協議会の役割を定めたものでございます。①藤沢青少年対策本部は、関係各課との連携協力を進め、この基本方針の総合的、効果的な推進を図ること、②として藤沢青少年問題協議会関係機関団体等との連携連絡調整を図り、この基本方針の効果的な推進を図ることとしております。  次に、(2)の進行管理ですが、①の進行管理は、藤沢青少年対策本部において基本方針をもとに具体的な推進を図り、実施計画進捗状況を把握した上で、藤沢青少年問題協議会にその結果を報告し、基本方針進行を管理していくものでございます。②の進行状況の公開は、市民への進行状況等に関する情報の公開をしていくことを定めたもので、③の基本方針見直しは、2ページで、この基本方針の期間でも触れておりますが、総合計画に合わせて見直しを行い、その後は5年ごと見直しをする旨を定めたものでございます。  以上が概要版の説明でございます。  なお、藤沢青少年育成基本方針には、資料として、この基本方針改定について議論し、提言書を策定した藤沢青少年問題協議会委員の名簿並びに議論の経過等を掲載させていただいております。  以上で「藤沢青少年対策基本方針」の改定についての報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○河野顕子 委員長 報告が終わりました。  この報告に関し質疑はありませんか。 ◆大塚洋子 委員 まず1点目。平成元年に策定されたときは自立連帯、今回は参加共生ということですが、どういったところが具体的な中で一番変わったのかということをお聞かせいただきたいのと、この進行管理のところで、今後、実施計画を策定されるということなんですけれども、この辺のスケジュール的なものはどのようになっていくのでしょうか。  それから、さまざまな総合計画児童育成計画等々との整合性を図りながら、これからつくられるのだろうと思うんですけれども、そうしますと、この方針ができたことによって、新たな課題を見つけられて、新たな今までにないものをこの実施計画に盛り込んでいかれるのかどうか。その辺もお聞かせいただきたいのと、あと、進捗状況を把握するということなんですけれども、通常のいろいろなさまざまな計画においては、進捗しているかどうかの指標となる数値というものが掲載されているんですけれども、今後この実施計画だとか、この辺の進捗状況を把握するときの、どういったものをもとにして進捗状況を把握して、青少年問題協議会報告していかれるのか。その辺をお聞かせいただきたいのと、この実施計画と、また基本計画というふうな言葉になっているものもあるんですけれども、これは同じものなのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎熊谷 青少年課課長補佐 まず1点目の、自立連帯から参加共生に変わったという点でございますけれども、今日の社会につきましては、青少年を取り囲む各種の環境情報化、あるいは少子高齢化人間関係希薄化などの要因が生まれまして、青少年育成の基盤が脆弱化するなどしてきております。このため、青少年自立連帯も意識をする中で、このたびの改正では大人が青少年に関心を持ち、健全育成にかかわることによって、青少年人格形成を促していくということと同時に、青少年がみずから学び、責任感思いやりの心を持って社会参加し、さまざまな人と協働しながらコミュニティ形成し、担っていく存在に育っていくこと、すなわち、すべての人が青少年育成参加し、ともに社会をつくっていくということを願って、今回、参加共生という形に変えたものでございます。 ◎植木 生涯学習部参事 進行管理のスケジュールについてということでございますが、この進行管理につきましては、今回の基本方針に新たに設けさせていただいたものでございます。総合的な進行管理につきましては、平成19年度内に庁内の関係各課等から事業計画の掌握をさせていただいた上で、青少年育成役割分担推進項目育成目標等により、参加共生をできるように進めてまいりたいと考えてございます。  次の、他の計画との整合性という形でございますが、今回ここで基本方針改定させていただいた中で、今後、事業計画を策定するというふうな形になってまいりますが、青少年にかかわる事業を実施していくセクションにつきましては、協力をいただきまして、よりよい事業計画ができるようにしてまいりたいと考えてございます。事業課等との協議を重ねる中で個別の事業計画とは整合性をとるようにしてまいりたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  進捗状況の把握の部分で数値化云々というふうな御質問でございますが、この事業計画、具体的に各課等事業を掌握する中で把握させていただきまして、どのような数値なり視点なりでこの把握をして、公開で進められるか、細かい部分の数値化等を含めた要素はこれから検討する形になるかと思いますので、よろしくお願いいたします。  一番最後に、基本計画実施計画というふうな視点でございますが、基本計画に基づきまして実施計画を策定するものになっておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆大塚洋子 委員 そうしますと、この基本計画は、今19年度に各セクションから事業計画をというお話でございましたので、それらが基本計画になるんでしょうか。その辺をお聞かせいただきたいんです。  あと、毎年進捗状況の把握をやっていかれるということなんですけれども、そうしますと、いつの段階でそれが図られて、いつ報告されていくのか。その辺の時期的なものも、ちょっと教えてください。 ◎熊谷 青少年課課長補佐 1点目の御質問でございますけれども、基本計画は、今お手元にお配りしてございます基本方針、これが基本的な計画ということでございます。これに基づきまして平成19年度に実施の計画をつくっていくということでございます。 ◎植木 生涯学習部参事 毎年どのような形でやっていくのかということでございますが、毎年度、事業予算が確定した後に関係各課等へ協力を求める形で全体の掌握をさせていただきます。それらを数値化できるものについては数値化する中で示していく、こんなふうな考え方でおりますので、よろしくお願いします。 ◆古橋宏造 委員 1つだけお聞かせください。  27回にわたって平成元年からこうした取り組みを進めて、ざっと読みましたけれども、よく本当にまとまっているなという感想なんです。  一番基本的なところなんですが、最初のときは青少年対策基本方針。今度は育成基本方針。言葉が変わっているんですね。私は、個人的には対策というより育成という方がいいと思うんですが、こうした表が出るときに、確かに時代進行とともに背景も大きく変わってきたということについての御説明を伺いましたが、そのとき出された対策方針対策基本方針と、今回と、大づかみで結構ですので大きな違いというのは、新たに加わったものとかいうようなところについて、ちょっと若干補足説明をいただけたらというのが1つ。  それから、細かいことで申しわけないんですが、「藤沢青少年対策本部」と下に出ているんですが、題名が変わったので、これは青少年対策本部育成本部というふうには変わらないんでしょうかという質問でございます。 ◎熊谷 青少年課課長補佐 それでは、1つ目の御質問についてお答えをいたします。  平成元年青少年対策基本方針と今回の方針の違いでございますけれども、まず、1つ目といたしまして、今回の基本方針におきましては、まず期間を当初8年間、その後5年間ということで、期間の設定をしたということが1つございます。それから、2つ目といたしまして、その対象を元年の方針ではゼロ歳から30歳ということでございましたが、今回の方針では小学校就学時から25歳くらいまでとしたという点でございます。それから、3点目でございますけれども、新たに進行管理というものをつけ加えたというものでございます。それから、中身の点でございますけれども、平成元年方針では望ましい青少年像ということで、6つの青少年像を掲げてございました。今回は、今は望ましい青少年像というものを期待する時代ではなくて、多様な価値観が存在する時代に変わってきたということで、目標という形で7つの目標を提起してございます。その中で大きな点といたしましては、目標5「非行防止活動青少年相談体制への支援」という項目をつけ加えたことと、有害環境への取り組みや防犯の観点から、目標6として「健全な社会環境づくりへの支援」をつけ加えたということ。さらに、青少年健全育成にはすべての人による取り組みが必要だろうということで、目標7として「すべての人による青少年育成仕組みづくり」が重要だろうということで、これをつけ加えたという点が、大ざっぱな内容でございますけれども、変更になった点でございます。 ◎植木 生涯学習部参事 2つ目の御質問にありました、藤沢青少年対策本部という名称を育成にという御質問でございます。  青少年健全育成を進める上でという形で、今まで対策本部という形をとってまいりました。今回、その基本方針青少年育成の理念を定めた今回の方針をここで報告させていただいてございます。この対策本部あり方そのものをどういうふうに、今後の運営の中でというか、今後の中でなっていくかも含めまして我々としては検討を重ねてまいりたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○河野顕子 委員長 これで質疑を終わります。  意見はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○河野顕子 委員長 これで意見を終わります。       ────────────────────────────── ○河野顕子 委員長 次に、報告②ブックスタート事業開始後の状況について発言を許します。 ◎高木 生涯学習部長 それでは、ブックスタート事業開始後の状況について御報告させていただきます。  ブックスタートとは、赤ちゃんのときから家庭絵本を開くことにより、保護者と肌と言葉の触れ合いをしていただき、また、言葉を語りかけることでお互いが心を通わせ、幸せを感じてほしいとの願いから、子ども保護者絵本の読み聞かせをしながら絵本を手渡す事業でございます。同時に、一部の子どもではなく、受診率の高い市の乳幼児健康診査機会等をとらえ、すべての子ども保護者に、地域子どもの成長を願い子育てを応援していることを伝える事業でもございます。  このような観点から、子育て支援施策として平成18年11月1日から事業を開始いたしました。日時、場所につきましては、市民健康課で行っております市の1歳6カ月児健診実施日に、健診会場であります北・南保健センターで13時から行っております。対象は、平成17年4月生まれからの子どもで、対象人数は1回当たり約80名、年間で3,800名になるものでございます。  ブックスタートボランティアでございますが、現在公募による登録者が76名おります。事業1回当たり約20名ずつ活動していただき、1人が月1回程度活動しておる状況でございます。ブックスタートパック配布用絵本1冊のほかに、図書館利用案内、ゼロ歳から楽しむことができる絵本ブックリスト子育て支援関係資料等を入れて、ボランティア図書館職員絵本を読んだり、お薦めの絵本を紹介し、子育てを応援していますよというメッセージを伝えながら手渡しをしております。  今年度の配布用絵本は、児童福祉課市民健康課総合市民図書館により検討した結果、お手元に配布させていただいています「ぴょーん」と「くだもの」の2冊に決定をいたしました。健診当日は、この2冊のうちからどちらか1冊を選んでもらい配布をしております。  担当課児童福祉課市民健康課総合市民図書館の3課が担当し、ボランティアを含めた四者が協力、連携を図りながら事業を進めております。  事業開始後の状況等でございますが、会場内では子ども絵本ボランティアの語りかけに興味を示したり、保護者とともに笑顔でブックスタートパックを持ち帰る光景も見られ、和やかな雰囲気の中で事業を進めることができております。また、健診会場に来ることができなかった方や、ブックスタートパックを受け取ることができなかった方に対しては、後日4市民図書館11市民図書室においてブックスタートパックをお渡ししております。  事業開始後のブックスタートパック受け取り者数等と配布絵本内容につきましては、記載のとおりでございます。  以上、簡単ではございますけれども、ブックスタート事業開始後の状況について報告を終わらせていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。 ○河野顕子 委員長 報告が終わりました。  この報告に関し質疑はありませんか。 ◆大塚洋子 委員 昨年11月からスタートということで、3カ月が過ぎたわけですけれども、これは図書館側だけでなくて、児童福祉課市民健康課並びに市民ボランティアさんの方々とともになさっている事業かと思いますが、そうしますと、ここには児童福祉課等々の担当課がいらしておりませんけれども、それぞれのお立場の中で、今までこの3カ月間の中でさまざまな感想なり御意見があったかと思いますが、そういったようなものをちょっと御紹介いただきたいと思います。  それから、ブックスタートパックの中にはブックリストが入っておりますが、以前ちょっと質問したときには、もう少し改良してつくりたいというような御答弁もありましたけれども、今どのような状況になっているのか。その辺をお聞かせいただきたいと思います。  それから、取りに来られた、ここに来られなかった方、また、その健診を受けたにもかかわらず受け取らなかった方々には、後日図書館等でお渡ししているということなんですが、その後どれぐらいの数の方が取りに来られたのか、お聞かせください。  あと、配布絵本の内訳で、2種類あるんですが、かなり差があるんですね。204冊と356冊。たまたまちょっと聞いたときに、1歳6カ月が対象ですので、その間にかなりこの「くだもの」という本が、もう購入されているのか、何か購入しているから、じゃあ今度は「ぴょーん」を受け取ろうねなんて話している親子さんがいたりしますが、その辺の関係で非常に選んでくださって選書されたんでしょうけれども、非常にいいものだけに先にもう買われているという状況があるのか。この辺の状況についてどのように思っていらっしゃるのか。ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎武 総合市民図書館長 1点目の3課の感想でございますが、私が率直に思いますところは、どちらかというと、この事業総合市民図書館が主導でやっておりました。そういう中で、お互いに担当間の意見調整をしながら、連携協力をやりながら、その中でこの事業は非常に大切だということ、それから、結構赤ちゃんも保護者も喜んでいられる、こういう実感を持ちながら、なお頑張っていこうという雰囲気が生まれていることは確かだと実感しております。
     それから、2点目のブックリストの問題ですね。これは実際できておりますのは、こういうふうなものなんですが、なかなか予算もありますので。ただ、中身で勝負していますから。これは外側よりも中身は非常にいいものですから、その辺で自信を持っています。  それから、3点目、取りに来られなかった方。これは今まで4件御照会がありまして、電話で連絡がありまして、この方々には図書室でボランティアさんなり職員が行って、ただ渡すのではなくて、お話をして渡しております。  それから、この2種類の差です。「くだもの」と「ぴょーん」の本ですね。これは1つは、「ぴょーん」は動きがありまして、これはやっぱりどなたも喜ぶ。欲しいということなので、果物の本とか乗り物の本とか、こういうものは持っている人がいらっしゃるということもありまして。いずれにしても、子どもの本というのは、これは乗り物の本から、果物はもちろん、動物の本とか、それから物語性のあるものと、いろいろありますので、この辺をやっぱり今、1歳半の中でどういうものを持っているのかということと、それから、やっぱり今一番受けがいいのはどれなのか。そこらも、これは3課でまた毎年検討しまして、そして、これは一括購入しないと安くなりませんので、一括購入をしてやっていくと。こういう状況で運営しております。 ◆大塚洋子 委員 そうですか。では、ブックリストは中身で勝負ということですが、少しカラーがあると一段と目を引いて、読みたいなという意欲、また次にこれを買おうかなという意欲がわいてくるのではないかと思いますので、限られた財源の中ではありますが、さらに工夫をしていただきたいと思っております。  それから、細かくて申しわけないんですが、11月、12月のこれが出ておりまして、健診へ来られて受け取らなかった方は11月は14名で、12月は5名というふうに、これは周知のあり方がちょっとあったのか。それとも、北と南の保健センターの会場の状況や何かもありますので、その中でわからなかったわだとか、そういうことがあったのかどうか。この辺の受け取らない人がいた、この辺の理由はどのようにお考えになられていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。  あと、大変大事な事業であるというふうに、総合図書館だけではなくて児童福祉課等と、みんな3課がそのように思っているとおっしゃられていたんですが、あるボランティアさんの方から伺うと、ここに児童福祉課はいらっしゃらないんですけれども、確かにいろんな形で子育て支援のさまざまな市が行っているサービスの情報発信はしているけれども、なかなか実際には伝わっていなくて、初めて知ったわというような御意見もあったというふうなことで、やはり人と人とが手渡しするという、こういった作業が大事なのかなと私も思ったんです。この辺、また児童福祉課等にもお伝えしていただきながら、また全体で力を合わせながら、いろんな課題のある中でやっていただきたいと思っているんです。  ちょっとこれは意見ぽくなりましたけれども、今の前の質問に御答弁をお願いいたします。◎武 総合市民図書館長 まず、リストは、これは中身も装丁もともに改善、改良していきたいと思っております。  それから、2点目の受け取らなかった理由、これも正確にはわかりません。ただ、天候とか、それからその日の状態とか、ちょっとぐあいが悪いとか、そういうことが考えられます。いずれにしましても、それでも90数%という受診率がわかっているところをとっておりますので。それから、健診に来られて受け取らなかった方は、これはやっぱり帰りが急ぎだとか、それからちょっと子どもさんがどうも泣いてぐあいが悪いとか、こういうことが考えられます。  それから、情報発信、細やかな子どもに対するアプローチというか。これは一番大事なところですので、これは三者連携しながら、ボランティアさん等の意見を聞きながら、少しずついいものにしたいと思っております。 ◆大塚洋子 委員 後で受け取りに来られた方が4人だということなんですが、今後、健診事業を受けなかった方へ、この1歳6カ月のときもやるのか、ちょっと定かでないんですけれども、家庭訪問というようなお話もありましたけれども、そういったときに、これらが一緒にリンクして事業が展開、訪問してできるような体制が可能なのかどうかということと、さっきちょっと配布絵本のことで、「ぴょーん」というのは動きがあるからということでございましたが、ちょうど毎年この選書すると。そうすると、今度変わり目になるんですけれども、19年度もやはりそういうふうな選書、新たに選書されるのか。あと、それから、大変子どもさんたちが、2つ見せられますと非常に悩んでいらっしゃる状況もあるので、通常、ほかのところでは2冊配布されているという状況もありますので、今後、1冊ではなくて2冊というわけにはいかないものなのかどうか。ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎武 総合市民図書館長 受け取りの対応の問題は、これは市民健康課のこの健診リスト、この辺のプライバシーの問題、それからボランティアさんもいらっしゃいますので、この辺の情報をそう気軽に利用するということは、なかなか難しいと思います。ただ、このブックスタート事業というのは、これはすべての子どもたちにというのが基本的な理念ですので、そこのところをクリアしながら、できるだけそれが届くような、そういうことを、それこそまた児童福祉課市民健康課と相談をしながら、お願いをしながら今後検討していきたいと思っております。  それから、選書につきましては毎年やりまして、もう来年度の選書につきましては3月に予定をしておりまして、さらに新たにブックスタートをNPOから、いろいろな方法がありますので、これも含めてまた検討したいと思っております。  それから、冊数の問題は、これは多ければ多いほどいいとは思いますけれども、まず1冊あげると。そして、その後のいろんなフォローにも、やっぱりお金もかかりますし、時間もかかりますので、その辺で1冊でまずじっくりと事業を進めたいと思っております。 ○河野顕子 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「進行」と呼ぶ者あり) ○河野顕子 委員長 これで質疑を終わります。  意見はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○河野顕子 委員長 これで意見を終わります。       ────────────────────────────── ○河野顕子 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。  そのほか、委員の方から発言はありませんでしょうか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○河野顕子 委員長 これで委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。       ──────────────────────────────                 午前10時08分 閉会       ────────────────────────────── 以上のとおり相違ありません。 藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。 藤沢市議会文教常任委員会 委員長  河 野 顕 子...